境内
不断山善光寺と称し一光三尊の阿弥陀如来を本尊とする。元善光寺ともいい、本田善光が難波の堀江に於いて仏像を感得し、信濃へ帰る途中ここに一泊し、まずその分身をまつり庵をたて翌年再び訪れて当寺を建立したものと伝える。 境内には府天然記念物の大樟樹があり不断梅、信濃柿とともに三名木としてその由緒を語るものがある。 毎年四月、九月の十六日には盛大なお通夜行事が行われ翌朝ご本尊の開帳がある。【出典:『史跡の道・説明石板』(八尾郷土文化推進協議会・八尾菊花ライオンズクラブ・八尾市教育委員会、1980年)】
*石板の説明には一部現状と異なる場合があります。
八尾市指定保全樹木 くすのき
①当寺の御本尊は一光三尊阿弥陀如来(善光寺如来)です。寺伝によると、御本尊は日本に仏教が伝わってまもない頃(崇佛廃佛論争の最中)廃佛派により難波の堀江の池に沈められます。その後縁あって本田善光と云う人に拾われ、善光の故郷信州へ帰る途中に泊った場所(垣内)で御本尊は二体に分身されます。その一体をお祀りしたのが当寺の御本尊です。御本尊は秘仏ですが年二回の御開帳の際に参拝する事が出来ます。又本田善光が杖としていた木が育ち大木となった樹齢千年を超える天然記念物の楠も壮観です【出典:『融通念佛宗 第四教区』より抜粋】
②善光寺のお通夜:毎年4月と9月の両月の16日の夕方から、善男善女群参し、蝋燭講の世話役は、長い柄の付いたかごを廻してお賽銭を集めて灯明をささげ、念仏講の人々は念仏踊りを奉納、深夜ともなると色々の芸が出て賑わい、お通夜が行われて、夜明けと共に読経の後、本尊御開帳が行われ、血脈が授けられて行事は終わる。古くは東高野街道筋を楽音寺あたりから参詣の人々の列がひまもきらず終夜続いたという。【出典:『八尾の史跡』(棚橋利光・八尾市市長公室 市政情報課・八尾市郷土文化研究会、1999年)より抜粋】
③大樟樹で、幹まわり6.27m、樹高25mあり、樹齢はおよそ800年です。本田善光が、信濃(しなの:現在の長野県)に帰って再びここ垣内(かいち)に来た時、ついて来た杖をここにつきさしたのが、芽を出して大きくなったものとの伝説があります。昭和45年2月大阪府天然記念物に、昭和61年4月には八尾市保全樹木に指定されました。【出典:『八尾市文化財情報システム』より】
指定文化財 | 未指定 |
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時代 | 飛鳥(伝) |
関連する文化財など | 善光寺のくすのき(大阪府顕彰天然記念物) |
施設情報 | ①レンタルサイクル:近鉄「高安」駅にあり ②トイレ:有 |
見どころ | ①現場:楠他に、三名木として、不断梅・信濃柿が善光寺の境内にある。参道が清潔に整備されている ②道中:近鉄「信貴山口」駅から現場までの道中、東側(山側)は高安山、西側は大阪平野、素晴らしい景色が眺望できる。 標識:東高野街道(垣内村一里塚)から脇道を東南に進んだところや、教興寺脇道南等に有。教興寺・大通寺に近く、傍に垣内共同墓地がある。 |
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備考 | ①信濃の本田善幸が建てた元善光寺 ②八尾市指定保全樹木 指定番号23 くすのき ③河内西国巡礼三十三か所 十三番 ④最寄りの史跡など:教興寺、大通寺 等 ⑤年中行事:4月と9月の16日 善光寺のお通夜 |
小学校区 | 南高安小学校区 |
所在地 | 八尾市垣内4丁目41 |
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交通ルート | 近鉄「信貴山口」駅から徒歩約13分/近鉄「高安」駅から徒歩約17分 |
最寄駅 | 近鉄「信貴山口」駅/近鉄「高安」駅 |
電話番号 | 072-941-0550 |
FAX番号 | |
HPアドレス |