石板付近
この街道はむかし大阪玉造と大和竜田を結ぶ重要な道筋にあたりこの辻には多くの茶屋が並んでいたのでその名がある。また在原業平と茶屋娘の恋物語りで名高い。 業平が峠を越え玉祖神社へ参詣の途中、福屋の娘梅野をみそめたが、ある夜東窓があいていたので中をのぞくと、娘が手づからでめしを食っているので、急に興ざめ逃げ帰った、娘は後を追ったが見あたらず悲んで渕に身を投げた。 この高安の里では、今でも東窓を忌み、これをあけると娘の縁が遠くなるという伝説がある。 この道を登ると水呑地蔵、十三峠がある。【出典:『史跡の道・説明石板』(八尾郷土文化推進協議会・八尾菊花ライオンズクラブ・八尾市教育委員会、1981年)】
*石板の説明には一部現状と異なる場合があります。
十三街道地蔵
石板
道標
指定文化財 | 未指定 |
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時代 | 平安(伝) |
関連する文化財など | 十三街道、十三峠 |
見どころ | ①道中:東に信貴高安山、沿道には木々・池・旧民家が多くみられ風情がある。 ②道中に標識あり。 ③近鉄服部川駅から歴史民俗資料館を過ぎ、北東へ上がる。玉祖神社から1~2分北のところにある。十三街道沿いにあり、この場所から水呑み地蔵尊への急な坂が始まる。 |
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備考 | ①最寄りの史跡など:神立辻地蔵、十三街道、水呑地蔵尊、本間孫四郎墓、玉祖神社、伴林光平墓 等 ②在原業平と茶屋娘の恋物語りで名高い、十三街道沿いの茶屋辻。 ③近鉄「服部川」駅からの道中に「八尾市立歴史民俗資料館」がある。 |
小学校区 | 高安小学校・中学校区 |