向山古墳全景
古墳時代の前期に属し、独立丘陵を利用して設けられた西向きの前方後円墳である。墳丘は早くから開墾されて植木畑となり、後円部は一部が採土されている。後円部南側の池畔に平安時代末期の窯跡があり、いまも窯の一部が遺っている。ここで焼かれた瓦は宇治の平等院、京都の醍醐寺をはじめ近畿各地に運ばれている。【出典:『史跡の道・説明石板』(八尾郷土文化推進協議会・八尾菊花ライオンズクラブ・八尾市教育委員会、1984年)】
*石板の説明には一部現状と異なる場合があります。
向山瓦窯址:南側の池の斜面を利用して、向山瓦窯と呼ぶ平安時代後半の窯を作り、ここで焼かれた瓦は、京都に運ばれ、宇治の平等院(びょうどういん)、京都の醍醐寺(だいごじ)で使用されました。当地西方約1キロの池島・福万寺遺跡周辺は、摂関家の荘園で、のちに平等院領であった「玉櫛庄(たまくしのしょう)」があり、平等院等の維持管理に必要な瓦を供給したようです。【出典:『八尾市文化財情報システム』より抜粋】
向山古墳側池より
石板
指定文化財 | 未指定 |
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時代 | 古墳 |
見どころ | ①現場:西側全面一帯に大阪平野が望める。南側は池のほとりにベンチが置かれ、落ち着いた雰囲気がある。 ②道中:近鉄「服部川」駅から「八尾市立歴史民俗資料館」を通り、養鶏場を東(山側)へ、進むほどに高安山が迫ってくる。近くに、大竹観音堂・大きい石碑がある(向山古墳の西側)。道中、「八尾市立歴史民俗資料館」前に史跡コースマップがあるので、ルート確認すると便利。 |
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備考 | ①最寄りの史跡など:愛宕塚古墳、西ノ山古墳 等 ②古墳時代前期の前方後円墳、八尾市内唯一の瓦窯跡 |
小学校区 | 高安小学校・中学校区 |
所在地 | 八尾市大竹8丁目 |
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交通ルート | 近鉄「服部川」駅から徒歩約25分 /近鉄バス「大竹」・「太田川」から徒歩約12分 |
最寄駅 | 近鉄「服部川」駅から徒歩約25分 /近鉄バス「大竹」・「太田川」 |
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