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らいごうじぼち(じんぐうじぼち)
来迎寺墓地(神宮寺墓地)

歴史遺産

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来迎寺墓地
来迎寺墓地

神宮寺、恩智、法善寺などこの付近の共同墓地で、行基菩薩が作った河内の七墓の一つである。入口には戦国時代から江戸時代にかけての一石五輪塔が無数にあり、また墓地内には鎌倉時代に属する大五輪塔をはじめ、石造層塔や永禄元(一五五八)年戊午十月十五日の銘が読みとれる十三仏碑があって墓地の古さと、この付近が地方豪族の住地であったことを物語っている。【出典:『史跡の道・説明石板』(八尾郷土文化推進協議会・八尾市教育委員会、1985年)】

*石板の説明には一部現状と異なる場合があります。

墓地の石塔:
①五輪塔:鎌倉時代に属する大五輪塔、この墓地の中心的な石塔である。現状は総高146㎝であるが、大きく欠損している。一番上になる空輪はない。次の風輪は大きく欠けている。火輪も原形がないくらいである。水輪は現高53㎝、その下の地輪は高36㎝幅62㎝の方形である。 
②七重石塔:墓地の中央部に立っている。花崗岩製、総高233㎝、一番上の相輪の後補。室町末期のものであろうか。市内に残存するもののなかで、代表的なものである。 ③十三仏碑:高さ157㎝、幅76㎝の花崗岩製。舟形光背になっていたと思われるが、欠損している。最上部に虚空像、その下に三列四段に十二尊を半肉彫りしている。その左右に銘文があるが、わずかに年号の部分が読める程度である。永禄元年戌午十月十五日で、西暦1558年にあたる。
【出典:『八尾の史跡』(棚橋利光・八尾市市長公室 市政情報課・八尾市郷土文化研究会、1999年)】

無縁墓
無縁墓

五輪塔
五輪塔

十三仏碑
十三仏碑

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指定文化財未指定
時代奈良
関連する文化財など神宮寺墓地の石塔
施設情報①レンタルサイクル:近鉄「恩智」駅にあり  ②トイレ:あり
駐車場現場 約5台(墓地の中腹)
見どころ①現場:山の中腹麓にあり、休憩所からは大阪平野が一望できる。②道中:近鉄「恩智」駅から東高野街道へ、沿道はまだまだ田畑が多くみられ、東方には高安山が望まれる。
備考①最寄りの史跡など:神宮寺小太郎塚、八王子神社 等  
②来迎寺墓地は神宮寺墓地とも呼ばれる。墓地の北西側に神宮寺がある。ここに来迎寺は現存しない
小学校区南高安小学校区
所在地八尾市神宮寺5丁目
交通ルート近鉄「恩智」駅から徒歩約17分(恩智方面から南へ、東高野街道左にある八王子神社標識を越えて一本目筋を東へ上がる。)
最寄駅近鉄「恩智」駅
電話番号
FAX番号
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