正門
徳宝山と号し、融通念佛宗、大念佛寺末にして阿弥陀如耒を本尊とする。境内に建つ六字名号板碑は、近松門左衛門作の浄瑠璃 曽根崎心中で有名なお初、徳兵衛の墓碑で俗に夫婦塚 又は縁つなぎの墓といわれている。また門前の地蔵堂内に祀られる子安地蔵には、正和二年癸丑の紀年銘があり鎌倉時代末期の造立で傍らの矢髙地蔵はもう少し後期のものである。ともに八尾市内では貴重な石造遺品である。【出典:『史跡の道・説明石板』(八尾市教育委員会)】
*石板の説明には一部現状と異なる場合があります。
お初徳兵衛の墓
大通寺門前の地蔵:門前の地蔵堂に、かつてこの村にあった4体の地蔵石仏を祭っている。 子安地蔵:総高150㎝、幅83㎝の凝灰岩を光背として、像高130㎝の地蔵立像を厚肉彫りしたものである。光背裏面に陰刻がある。正和二年癸丑 六月二十二日 正和二年は西暦1312年で、鎌倉時代の地蔵ともわかる。もと教興寺山門前方の小川に像面を下に向けて石橋として利用されていたという。 矢高地蔵(厄除地蔵):総高175㎝、幅80㎝の舟形光背に像高124㎝の地蔵立像を厚肉彫りしたものである。子安地蔵より少し時代が下がるものである。もとこの地蔵は高安山の中腹にある、乱世の時代に敵の矢を防ぐ厄除地蔵と伝えられていたが、山津波でここまで落ちてきたといわれている。このほか、日限地蔵、延命地蔵が安置されている。【出典:『八尾の史跡』(棚橋利光・八尾市市長公室 市政情報課・八尾市郷土文化研究会、1999年)】
指定文化財 | 未指定 |
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時代 | 江戸(伝) |
関連する文化財など | お初徳兵衛の供養碑、大通寺門前の地蔵(子安地蔵・矢高地蔵) |
施設情報 | ①レンタルサイクル:近鉄「高安」駅にあり ②トイレ:あり |
見どころ | ①現場:本堂・門前地蔵など改修され綺麗に整備されている ②道中:標識:道中にあり |
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備考 | ①河内西国巡礼三十三ヵ所 十五番 ②最寄りの史跡など:教興寺、善光寺、東高野街道石版、垣内一里塚 等 |
小学校区 | 南高安小学校区 |
所在地 | 八尾市教興寺7丁目110 |
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交通ルート | 近鉄「信貴山口」駅から徒歩約11分/近鉄「高安」駅から徒歩約12分 |
最寄駅 | 近鉄「信貴山口」駅/近鉄「高安」駅 |
電話番号 | 072-941-6648 |
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