石板
面貌はかなり磨滅しているが慈悲の温容を感じさせる。材質は軟質の花崗岩で総高一.二五メートル像高九二.五センチメートル厚さ十三センチメートルで、像脇に□仁□丁酉□と刻銘されているのが読みとれる。体部の肉づけ、衲衣の表現など洗練された彫技から見て、永仁五年(一二九七)鎌倉時代末期の造立と考えられ、市内では最古の地蔵石仏である。【出典:『史跡の道・説明石板』(八尾郷土文化推進協議会・八尾市教育委員会、1986年)】
*石板の説明には一部現状と異なる場合があります。
地蔵尊
顔は全体に磨滅していますが、面長でその表現は丁寧で温和な感じを受けます。右手に宝塔(ほうとう)を中央に刻んだ錫杖(しゃくじょう)を持ち、左手は腰前で宝珠(ほうじゅ)を捧げ持っています。衣文(えもん)の表現は木彫風で量感があり、袖(そで)のひだの流れている様が肩口から足元まできれいに表されています。
[八尾市指定文化財:平成8年3月29日指定]
指定文化財 | 市指定文化財 |
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時代 | 鎌倉 |
関連する文化財など | 奈良街道 |
施設情報 | レンタルサイクル:JR「志紀」駅にあり |
備考 | 市内最古級の石仏、地蔵尊 |
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小学校区 | 志紀小学校区 |