石板
中田を中心に東は刑部、西は別宮、北は小阪合、南は八尾木の範囲にひろがる広大な集落遺跡である。 弥生時代後期から人々が住みはじめ、古墳時代には大集落に発展している。奈良時代は「西の京」造営と関係があるのか平安時代中期の頃までの遺構、遺物の埋蔵が見られない。鎌倉時代に入ると寺を中心として再び大集落が復活し、室町時代末期まで繁栄している。 中田遺跡の特徴の一つに古墳時代前期の頃「吉備国」から運ばれた土器が多量に出土していることである。これは国土統一期における河内国と吉備国との関係を物語る貴重な資料となっている。【出典:『史跡の道・説明石板』(八尾市郷土文化推進協議会・八尾菊花ライオンズクラブ・八尾市教育委員会、1983年)】
*石板の説明には一部現状と異なる場合があります。
中田第一公園
出土品:弥生式土器、古墳時代の須恵器・土師器・埴輪、奈良時代の柱穴・溝・井戸跡・通貨、平安・鎌倉・室町時代の瓦器・木簡・櫛など【出典:『八尾の史跡』(棚橋利光・八尾市市長公室・八尾市郷土文化研究会、1998年)を参考】
指定文化財 | 未指定 |
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時代 | 弥生 |
施設情報 | レンタルサイクル:近鉄「高安」駅にあり |
見どころ | 現場:閑静な住宅街にある公園内に石板のみあり |
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備考 | 弥生時代後期から鎌倉時代に及ぶ複合遺跡である |
小学校区 | 刑部小学校区 |