銅鐸出土地
この地は恩智字向谷といい、本寺裏山の通稱垣内山のすぐ裏手の山裾から大正十年(一九二一)風雨のため山崩れが生じその赤土露出部より流水紋銅鐸が発見された。 流水紋様は弥生時代前期から中期にかけて近畿を中心に流行した流水紋土器に見られ、この鐸もその影響を受け作られたものであろう。 銅鐸は現在東京博物館にありその拓本が当寺にある。安養寺は浄土宗で本尊は阿弥陀如来である。【出典:『史跡の道・説明石板』(八尾郷土文化推進協議会・八尾菊花ライオンズクラブ・八尾市教育委員会、1980年)】
*石板の説明には一部現状と異なる場合があります。
通称垣内山で発見された流水紋銅鐸から約50mはなれた所で出土した袈裟襷紋銅鐸(鐸高39cm・鈕高10cmで、昭和24年(1949)に恩智遺跡の東方の山麓部の「都塚山」から出土)は、僧侶が着る袈裟の文様に似ているところから、「袈裟襷紋」と呼ばれています。【出典:『八尾の史跡』(棚橋利光・八尾市市長公室 市政情報課・八尾市郷土文化研究会、1999年)を参考】【出典:『八尾市文化財情報システム』を参考】
流水紋銅鐸 レプリカ(安養寺)
銅鐸出土地 石板付近
石板
指定文化財 | 未指定 |
---|---|
時代 | 弥生 |
関連する文化財など | 恩智垣内山 流水紋銅鐸(東京博物館)、恩智都塚山 袈裟襷紋銅鐸(府指定文化財) |
施設情報 | ①問い合わせ先:072-943-7949(安養寺) ②レンタルサイクル:近鉄「恩智」駅にあり |
見どころ | ①現場:現場から西方は大阪平野が一望でき、東は高安山山頂が迫り、緑に囲まれた素晴らしい景色である ②道中:恩智神社参道入口を少し上がった左に安養寺道標有。近くに「八尾市立大畑山青少年野外活動センター アクトランドYAO」がある。 |
---|---|
備考 | ①最寄りの史跡など:安養寺、恩智神社、感応院、恩智城址、恩智左近墓、シュミイ地蔵、恩智遺跡 等 |
小学校区 | 南高安小学校区 |
所在地 | 八尾市恩智中町4丁目 (銅鐸出土地は、4丁目11安養寺の裏山。石板は安養寺参道入り口付近の三叉路) |
---|---|
交通ルート | 近鉄「恩智」駅から徒歩約14分(恩智神社参道入口の鳥居を少し上がり、安養寺道標を左折し1~2分(安養寺参道入り口を超えた三叉路)) |
最寄駅 | 近鉄「恩智」駅 |
電話番号 | 072-943-7949 |
FAX番号 | |
HPアドレス |