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たかやすこふんぐん かいざんづかこふん・こうりがわ
高安古墳群 開山塚古墳・郡川2,3,3-B,4号墳

歴史遺産

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入口
入口

法蔵寺境内の山側の尾根には、開山塚古墳(郡川1号墳)はじめとする6世紀後半頃を中心に造られた横穴式石室墳が残されています。江戸時代に著された「河内名所図会」の法蔵寺境内の様子を描いた部分にもその姿が描かれています。これらは、八尾市の生駒西麓に分布する250基近い古墳からなる高安古墳群の一支群です。開山塚古墳という古墳の名称は、江戸時代に曹洞宗法蔵寺を開いた好山和尚の廟塔である清涼塔が、古墳の背後にあることから、名付けられたものです。石室の全長は、13mを測り、高安古墳群中、最大の両袖式の横穴式石室墳です。また、大森貝塚を発見した米国人の博物学者、エドワード・S・モースが、明治12年(1879年)に精密な図の作成を行うなどの調査を行い、欧米の学界にいち早く紹介した古墳でもあり、考古学の学史上も重要な役割を果たした古墳です。郡川2号墳、郡川3号墳、郡川3-B号墳、郡川4号墳は、開山塚古墳に比べると、小規模な横穴式古墳です。郡川2号墳は片袖式の、郡川3号墳は両袖式の横穴式古墳です。郡川3-B号墳は、郡川3号墳の墳丘裾で確認した無袖式の横穴式石室墳で、7世紀の初め頃のものです。郡川4号墳は、石室の全長が8m前後と考えられる横穴式石室墳です。開山塚古墳をはじめとするこれらの古墳は、高安古墳群の一支群のありかたを現代に伝える貴重な文化財として、平成16年度と平成17年度に八尾市指定史跡になりました。【出典:『史跡の道・ステンレス製説明板』(八尾市教育委員会、2006年)】

*石板の説明には一部現状と異なる場合があります。

古墳
古墳

説明板
説明板

清涼塔(開山塚古墳頂上部)
清涼塔(開山塚古墳頂上部)

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指定文化財市指定文化財
時代古墳
関連する文化財など高安古墳群・横穴式石室、河内名所図会
施設情報①問い合わせ先:072-941-6343(法蔵寺)   ②トイレ:有(法蔵寺)
駐車場現場 3か所 約25台…法蔵寺
見どころ①現場:西方中心に大阪平野から六甲山脈まで一望でき、素晴らしい景観です。古墳の上に、好山和尚の墓といわれる清涼塔があり、厳かな雰囲気がある。 
②道中:付近には植樹園(造庭園用)が多く、風情がある。法蔵寺までの坂道は、高安山が眼前に迫り素晴らしい景観が続く。
 標識:道中に多く有(法蔵寺)。近鉄「信貴山口」駅から、標識通りに高安山山頂に向かって坂を上がる。
備考①最寄りの史跡など:法蔵寺、神光寺、来迎寺 等 
②高安古墳群中、最大の両袖式の横穴式石室墳(開山塚古墳)
小学校区高安小学校・中学校区
所在地八尾市郡川6丁目3 (法蔵寺墓地及び付近)
交通ルート近鉄「信貴山口」駅から徒歩約17分/近鉄「服部川」から徒歩約17分
最寄駅近鉄「信貴山口」駅/近鉄「服部川」
電話番号072-941-6343
FAX番号
HPアドレス

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