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けんしょうじ くり
顕証寺 庫裏

歴史遺産

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庫裏は、建物規模が桁行(けたゆき)8間半、梁行(はりゆき)7間で、建物構造が切妻(きりづま)造・本瓦葺です。
 建立年代は、大棟(おおむね)の獅子口(ししぐち:屋根のもっとも高い位置にある棟飾り)に「宝永三稔丙戌八月十一日」の箆書きがあったことから、宝永三年(1706)に建てられことが判明し、地震で倒壊したため正徳六年(1716年)に再建された本堂よりも古いことがわかりました。
庫裏は、寺務を行う場ですが、住居としての機能も含むことから改造を受けやすく、宝永年間まで遡る庫裏はわずかです。
享和元年(1801)刊行の「河内名所図会」に描かれた顕証寺には、本堂とその背後に庫裏、外郭施設である表門、築地塀、長屋、長屋門、渡廊があり、現在でも同じ位置に見ることができます。本堂の再建に先立って庫裏が完成しており、顕証寺に残る建築物では、最も古いものです。
[八尾市指定文化財:平成20年12月24日指定]

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指定文化財市指定文化財
時代江戸
関連する文化財など久宝寺寺内町
小学校区久宝寺小学校区
所在地八尾市久宝寺4丁目4-3
交通ルートJR「久宝寺」駅から徒歩約10分/大阪市営バス「久宝寺」から徒歩約5分
最寄駅JR「久宝寺」/大阪市営バス「久宝寺」
電話番号072-993-1144
FAX番号
HPアドレス

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