祭神は物部（もののべ）氏の祖神の饒速日命（にぎはやひのみこと）、宇麻志麻治命（うましまぢのみこと）をまつり、物部氏とも関係の深い弓削一族の本拠と言われています。
孝謙（こうけん）上皇の信頼を得た弓削道鏡は、この地の出身で、由義宮に天皇の行幸を仰ぎ、同宮を「西京」としました。
さらに道鏡は弓削一族の栄進をはかりましたが、天皇の没後は失脚し下野国（しもつけ）薬師寺の別当として放逐（ほうちく）されました。
古くからこの境内には長寿を保つと伝える「延命水」という井戸があります。

宝永元年（1704）の大和川の付替えで、旧大和川流域の灌漑（かんがい）用水が乏しくなったため、流域の村々は新大和川から井路川へ水をひくことを請願しましたが、許可される前に大旱魃（だいかんばつ）にあい農民は困苦にあえいでいました。
このため弓削村の庄屋西村市郎右衛門は、幕府の許可を待たずに二つの樋を開いて農民を救いましたが、捕えられ大阪城中で客死、家財没収一家は断絶となったと伝えられています。

この地は旧大和川が、いまの玉串川と長瀬川に分水するところです。
この地一帯の旧河川敷は東弓削、弓削の人々によって開墾されて、「二俣新田」と名付けられ地名となりました。

弓削氏の祖神である天日鷲翔矢命（あめのひわしかけるやのみこと）と物部氏の祖神の彌加布都神（みかふつのかみ）比古佐自布都神（ひこさじふつのかみ）の二座をまつる延喜式内社で、河内国でも枚岡、恩智社に次ぐ三指に数えられた大社でした。

面貌はかなり磨滅していますが慈悲の温容を感じさせています。
永仁5年（1297）鎌倉時代末期の造立と考えられ、市内では最古の地蔵石仏です。

八尾街道は奈良街道（国道25号線）の平野東交差点から分れて久宝寺、八尾の寺内町を通り、植松墓地付近で再び奈良街道に合流する道です。
恩智街道は東高野街道の恩智神社鳥居下から分かれて八尾木を通り、国鉄（現JR）八尾駅までの道です。

旧植田家住宅は江戸時代の大和川付替えにより造られた安中新田の会所跡を継承した歴史的に貴重な建物です。

渋川神社は式内社で天忍穂耳命（あめのおしほみみのみこと)・饒速日命（にぎはやひのみこと)を祀っています。
この地一帯は、物部氏の住地でこの社は古くは竜華寺の鎮守であったといわれます。
鳥居前の観音堂はむかしの宮寺の一部で、境内にある樹齢1000年という大楠樹は、玉祖神社（神立）善光寺（垣内）の楠とともに大阪府指定の天然記念物です。

長瀬川は旧大和川の本流で古くはおよそ200メートルの川幅があり、人と物資の運搬で川舟が往来していました。
八尾と久宝寺の人々の共同出資で剣先船が人や米、木材などを京橋まで運び、年貢米の運送や、大阪、淀などへの往来でにぎわっていました。

真宗東本願寺の別院で、八尾御坊とも呼ばれています。八尾寺内町の中心にあり、近世八尾発展の礎を築きました。また、かつては11日と27日にお逮夜市と呼ばれる露店市が開かれ賑わいを見せていました。

明治維新になり、新政府は各藩を解体し、明治２年（1869）１月に河内県が設置されました。同年４月に大信寺の対面所が役所にあてられました。しかし、８月には廃止され、堺県に併合されました。

八尾寺内町の鎮守で、「八尾の天神さん」といわれ、祭神は天穂日命（あめのほひのみこと）と菅原道真で、慶長年間に片桐且元（かたぎりかつもと）が創建したといわれています。
また、八尾戎神社があり、１月８日は例年「八日戎」として有名です。

渋川神社は式内社で天忍穂耳命・饒速日命を祀っています。
この地一帯は、物部氏の住地でこの社は古くは竜華寺の鎮守であったといわれます。
鳥居前の観音堂はむかしの宮寺の一部で、境内にある樹齢1000年という大楠樹は、
玉祖神社（神立）善光寺（垣内）のそれとともに大阪府指定の天然記念物です。

旧植田家住宅は江戸時代の大和川付替えにより造られた安中新田の会所跡を継承した歴史的に貴重な建物です。

長瀬川はもと大和川の本流で古くはおよそ200メートルの川幅があり、人と物資の運搬で川舟が往来していました。
八尾と久宝寺の人々の共同出資で剣先船が人や米、木材などを京橋まで運び、年貢米の運送や、大阪、淀などへの往来でにぎわっていました。

真宗東本願寺の別院、八尾御坊。
八尾発展の基を築きました。
また、お逮夜市で賑わいを見せていました。

明治2年1月20日、河内県役所が大阪市鈴木町に設置され、同年4月22日役所は当地大信寺（八尾御坊）へ移され、対面所が役所にあてられました。

八尾寺内町の鎮守で、「八尾の天神さん」といわれ、祭神は天穂日命（あめのほひのみこと）と菅原道真で、慶長年間に片桐且元（かたぎりかつもと）が創建したといわれています。
近年は恵比須神をまつり、一月八日は例年「八日戎」として有名です。